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埼玉シルバーバーチの会

スピリチュアリズムの理解と実践のためのシルバーバーチ読書会のブログです。

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10月の読書会『霊的真理に基づく“正しい祈り”』

台風の季節も終わりをつげ、読書会当日は、久しぶりの晴天でした。会場周辺では、いくつかのイベントがあり、たくさんの人たちでにぎわっていました。

先月から、読書会の始めにスピリチュアリズム普及会から出された「シルバーバーチの祈り」のCDをかけています。

シルバーバーチの威厳に満ちた祈りが流れると、部屋はすがすがしい空気で満ちてくるのがわかります。

霊界が、読書会を応援してくれていることを感じるひと時です。霊界の導きの中で読書会が行われることに、心から感謝しています。

今回は、“祈り”について学んでいきました。

<今日の学習>
◎「シルバーバーチは語る」  
8章 祈りの効用


<学習のポイント>
『霊的真理に基づく“正しい祈り”』


スピリチュアリズムに出会う前、皆さんは“祈り”についてどんなイメージを持っていたでしょうか? これまで何らかの信仰をしてきた人は、その教団で決められた祈りをしていたと思います。 大半の人が“祈りをする人”が“信仰者”だと思っています。そして実際に、ほとんどの宗教では“祈り”を行います。


スピリチュアリズムでも“祈り”をします。シルバーバーチは交霊会の始めと終わりに神に祈りを捧げています。“神に祈る”ということは、スピリチュアリズムは宗教である・スピリチュアリストは信仰者であるということです。ただし、信仰の内容がこれまでの宗教とは全く違います。スピリチュアリズムは従来の宗教を超越した“超宗教”です。ですから“祈り”も、これまでの祈りとは違うものです。


シルバーバーチが説く“正しい祈り”を理解するためには、“神”に対する正しい知識が不可欠です。前回、シルバーバーチが解き明かした“神観”について学びました。シルバーバーチの神観はどれも画期的なものですが、その中の代表と言えるものが“摂理の神”です。


従来の宗教は、神と人間は直接的な関係にあると考えてきました。そのため人々は、神に直接 「自分の願いを叶えて欲しい」と祈ってきました。しかしシルバーバーチは、神と人間の関係は摂理を介した間接的な関係であることを明らかにしたのです。


人間がいくら神に祈っても、神が直接それに応えることはありません。人間の願いがどんなものであろうと、摂理に応じた結果がもたらされるのです。つまり、摂理に基づかない祈りは間違いであり、いくら熱心に祈っても無駄なのです。これまでの宗教の祈りは、すべて的外れだったということです。


シルバーバーチは“正しい祈り”を次のように言っています。「真実の祈りは偉大なる霊的行為です。祈りはあくまでも手段であって、目的ではない」(P134)


正しい祈りは重要な霊的行為です。なぜなら祈りは、人間の一番の目的である霊的成長を促す手段だからです。これまでの宗教は、祈りは信仰の目的でした。例えばイスラム教では、1日5回、祈りをします。祈りをしなければ神との関係が切れてしまうと考え、祈りをしない人は不信仰と見なされます。イスラム教にとって祈りは、信仰そのものです。イスラム教にかぎらず、他の宗教でも同じです。熱心に祈る人が信仰心が篤い人と思われています。


しかしシルバーバーチは、祈りは信仰の目的ではないことを明らかにしています。祈りは重要な信仰実践の一つですが、もし祈らなかったとしても、それで神との関係が絶たれてしまったりバチが当たるというものではありません。


シルバーバーチは「祈りの本質は、人のためのサービスという行為へ向けて魂を整えることです」(P133)と言っています。これがスピリチュアリズムの“祈り”です。利他愛実践へ向けての“心の準備”が祈りによってなされるのです。


地上という物質世界で暮らしている私たちは、日常生活の中で心が物質に引きずられてしまいます。魂の曇りを取り除き霊を中心とした心に引き上げ、利他愛実践への意欲を高めるために“祈り”があります。私たちの祈りはこれまでの宗教のように、自分の利己的な願いを神に訴えるものとは全く違うのです。


この8章の中でシルバーバーチは、正しい祈りの見本を示してくれています。
「祈りの言葉はたった一言しかありません。『何とぞ私を人のために役立てる方法を教えたまえ』―これです。
『大霊のため、そして大霊の子等のために一身を捧げたい』……」
(P134)


私たちは、シルバーバーチに習ってこうした祈りができるように、道具としての決意を固めなければいけません。口先だけの祈り、決まり文句の繰り返しの祈りではなく、「人のために役立つような人生へと導いてください」「神のため、人々のために人生をすべて捧げます」と心の底から祈ることができるなら、神はその願いを聞き入れて、最高の奉仕のチャンスを与えてくださいます。常に心の中で祈りながら、よき道具を目指して歩んでまいりましょう。


◆引用に当たっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。