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埼玉シルバーバーチの会

スピリチュアリズムの理解と実践のためのシルバーバーチ読書会のブログです。

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10月の読書会 人間は、神から「分霊」を与えられた「霊的存在」

抜けるような秋空が広がる日曜日、読書会が行われました。

今回の読書会は、先回、学んだ「人間観」をもう一度、学習していきました。9月の読書会の終了時に、参加者の皆さんに、『シルバーバーチの霊訓』の中から「人間観」に関するシルバーバーチの言葉を抜粋してくるように伝えました。

皆さん、それぞれ1~3冊くらいを選び、その中から「人間観」が述べられている箇所を探し、前日までに提出してくださいました。

たくさんのシルバーバーチの言葉が集まりましたので、こちらで選別し、当日、学習の内容に合わせて読んでいきました。

こうした学習は始めての試みでしたが、皆さん、とても熱心に取り組んでくださいました。

皆さんの感想を少しだけ紹介します。

■抜粋をすることで、シルバーバーチが一つのことをいろいろな角度から伝えてくれていることがよく分かりました。 こうした形で学ぶことは、スピリチュアリズムの真理を人に伝えるときにとても役に立つと感じました。

■『シルバーバーチの霊訓』を決まったテーマに絞って読んだことがなかったので、とても新鮮でした。テーマを意識することで、霊訓をより深く理解でき、とてもいい勉強方法であることが分かりました。

■霊訓をテーマにそって抜粋することをやってみて、地上に霊的真理を伝えることがいかに困難な作業であったのかを、あらためて思い知らされました。

いつも読んでいる『シルバーバーチの霊訓』も、少し視点を変えて読むことで、見えるものが違ってきます。

これからもときどき、学習内容に合わせてシルバーバーチの言葉を抜粋し、理解を深めていきたいと思います。


<今日の学習>
スピリチュアリズムの思想体系の概要と思想体系[1]の「人間観」


<学習のポイント>
人間は、神から「分霊」を与えられた「霊的存在」


先月から、スピリチュアリズムの思想[1]の学習に入りました。まず、学んでいくのは「人間観」です。私たち人間とは、どのような存在なのでしょうか?

人間は、自分自身のことについて分かっていると思っています。しかし実際には、これまでの宗教や哲学では、人間の実体について何も明らかにされてきませんでした。

現代科学では、人間の肉体についてさまざまな研究がなされています。遺伝子情報や細胞の働きなど、細部にわたって知ることができるようになってきました。しかし、肉体以外の部分(心・精神について)は、いろいろな意見が入り乱れ、共通の見解は出されていません。

スピリチュアリズムでは、霊的観点から人間について解き明かしています。人間を霊的観点から見るということは、これまでの人類の歴史にはなかったことです。人類は、シルバーバーチによって初めて、真実の人間の仕組みを知ることになりました。

スピリチュアリズムを学習している皆さんはすでにご存じのことですが、人間は霊的要素と物質的要素から成っています。

霊的要素とは、「霊体」「霊の心(霊的意識)」「霊」の3つです。物質的要素とは、「肉体」と「肉体の心(肉体本能)」です。

霊的要素は、人間だけに付与されているものですが、その中で最も重要な要素が「霊」です。シルバーバーチは、「人間は霊的存在であり、“霊”こそが人間の本質である」と述べています。

これまで一般の宗教や心霊学でも「霊」という言葉が使われてきました。しかし、明確な定義はなく、漠然と使われてきたにすぎません。

シルバーバーチは、人間には大霊(神)から付与された「分霊」が内在していると述べ、それを「霊」と表現しています。

「分霊」は、大霊と同じ要素からできているため、人間は“ミニチュアの神”ということになります。人間の最深部に存在している大霊の「分霊」が、人間の本質であり実体です。

神によって“霊の大海”から取り出された一滴の雫(しずく)が与えられることで、人間は永遠に個別性を持った「霊(分霊)」として存在するようになります。人間の「霊」は、いったん神から授けられると、消滅することなく永遠に霊的進化の道を歩み続けます。

「霊」が人間の本質であるという事実は、すべての人間が大霊(神)から生まれた「大霊(神)の子供」であるということを意味しています。そして、霊的親である大霊から等しく「分霊」を授けられた全人類は、同じ大霊の子供であり、霊的絆で結ばれた「霊的兄弟姉妹」であるということです。

これまで人類は、霊的観点に立った「人間観」を知らずに過ごしてきました。そのため、外見(肉体)だけで相手を判断してきました。肌の色の違いや肉体の能力の違い、言葉や身分の違いだけにとらわれて、本質的な共通性に目を向けることができませんでした。そしてそれが、戦争や紛争を引き起こしてきたのです。

シルバーバーチは次のように述べています。

「私から見れば、どの人間もみな“肉体を携えたスピリット”です。私の目にはドイツ人もイギリス人もアメリカ人もありません。みんな“スピリット”であり、大霊の一部であり、神の子供です。」        (シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ P192) 

シルバーバーチが示してくれた「霊的人間観」を知ることで、私たちは初めて「人類は神を共通の親とする“霊的一大家族”である」ということを心から実感することができます。

真の世界平和を築くためには、地球上に霊的真理を普及させる以外にはないのです。



◆引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。