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埼玉シルバーバーチの会

スピリチュアリズムの理解と実践のためのシルバーバーチ読書会のブログです。

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11月の読書会 「類魂」が再生のメカニズムを解くカギ

先週末から急に季節が進み、本格的な冬が近づいてきました。

今回から、スピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ]の最後の項目である「再生観」を学んでいきます。「再生観」は、スピリチュアリズムの思想の中で最も難解なテーマです。そのため、3~4回に分けて、少しずつ学習を進めていきます。

私たちは、シルバーバーチが語ってくれた「再生観」をもとに、「再生がある」ということが当たり前だと思っています。

しかし、スピリチュアリズムがはじめから「再生観」を肯定していたのではありません。

スピリチュアリズムの初期には、イギリス系スピリチュアリズムとフランス系スピリチュアリズムという2つの流れがありました。イギリス系スピリチュアリズムは、長い間、再生を否定していました。イギリス系スピリチュアリズムの代表がステイントン・モーゼスで、彼の代表作は『霊訓』です。『霊訓』の中には、再生についての記述はほとんどありません。モーゼスは、『霊訓』という素晴らしい霊界通信を著したにもかかわらず、再生を否定したまま霊界へ行きました。

それに対して、フランス系スピリチュアリズムは、最初から再生を肯定していました。フランス系スピリチュアリズムの代表がアラン・カルデックで、代表作は『霊の書』です。『霊の書』は、最初から再生があることを前提として展開しています。『霊の書』は、今では、世界三大霊訓の一つですが、出版当初はイギリスでは全く評価されませんでした。

このように、初期のスピリチュアリズムでは、イギリス系スピリチュアリズムとフランス系スピリチュアリズムの間で、再生をめぐって対立していました。

20世紀に入って、イギリス系スピリチュアリズムの中にマイヤース霊やホワイト・イーグル霊が、再生を肯定する霊界通信を送ってきました。そして、最終的に、シルバーバーチによって、「再生はある」という見解に達したのです。

『シルバーバーチの霊訓』は、再生という点でも、イギリス系スピリチュアリズムとフランス系スピリチュアリズムの見解を統一し、それまで.のスピリチュアリズム思想を一気に高次元に引き上げるという役目を果たしています。

私たちは、そうした最高次元の「再生観」を学ぶことができる、とても幸運な環境にあります。

再生は、地上的感覚や地上的思考を越えた問題であるため、なかなか理解することができません。しかし、シルバーバーチが語ってくれた言葉を頼りに、できるかぎり理解していきましょう。


<今回の学習>
スピリチュアリズムの思想体系 [Ⅰ]   「再生観」 その1

<学習のポイント>
「類魂」が、再生のメカニズムを解くカギ



再生問題は、長い間、ずっとベールに覆われ、地上人にはその真相がわかりませんでした。スピリチュアリズムの大計画が進展していく中で、やっと時が至り、シルバーバーチによって再生についての真実が明らかにされました。人類史上、初めて霊界の奥義である再生の真実が地上人に示されたのです。

交霊会でシルバーバーチは、「再生」について語るとき、次のように述べています。
「私の苦労を察してください。たとえるものがあれば、どんなにか楽でしょうが、地上にはそれがなく、あなた方はせいぜい、光と影、日向と日陰の比較くらいしかできません。」 (シルバーバーチの教え・上 P221)

シルバーバーチは、かぎられた言葉を使って霊的真理や霊的知識を地上人に説明することの難しさをいつも嘆いています。特に「再生」については、地上人の思考や感覚をはるかに超える内容ですが、シルバーバーチは「少しでも地上人に霊的事実を伝えたい」という愛の思いを持って、精いっぱいのところで説明してくれています。

読書会では、再生について、以下の4つのポイントに絞って学習していきます。
①類魂……類魂は、再生について理解するためのカギ
②再生の主体……一体、何が再生するのか? 
③再生の目的……何のために再生するのか?
④再生に対する自己選択・自己決定……誰かに強制されて再生するのか?


今回は、①類魂と②再生の目的について学習しました。
「再生」について理解するための最も重要なキーワードが「類魂」です。「類魂」とはどのようなものかを理解するにあたって、まず「霊的家族」について押さえておかなければなりません。

霊界では、霊的成長レベルが同じ者同士が集まって、霊的グループ(霊的家族)を形成し、共同生活を営んでいます。霊的家族は、霊体を携え霊的意識を持った「霊」の集まりです。霊的家族は、大少さまざまですが、同じ成長レベルに達した霊同志が集って一緒に生活をしています。これが「霊的家族」です。

霊的家族のメンバー1人1人の霊は、個としての意識(心)を持っています。ところが霊界では、それだけにとどまらず、1人1人の意識(心)が融合して、一つの大きな意識体をつくり出すようになります。これが、「類魂」です。類魂とは、集合化した大きな意識体のことです。地上では一致団結した時の様子を「心は一つ」と言います。霊界では、本当に「心が一つ」になります。個別意識がそのまま全体意識となり、全体意識が個別意識になります。地上ではとても考えられないようなことが、霊界では起こってくるのです。
 
「1人1人の意識が、大きな意識体の中に融合してしまう」というと、個としての意識が消滅してしまうように思うかもしれませんが、そうではありません。意識が融合しても、個としての意識はしっかり存在しています。類魂では、個としての意識を持ちながら、全体が融合するということです。

「再生」は、この「類魂」という霊的事実を土台として発生する共同成長のシステムです。「再生」については、ニューズレター14号(ビデオ「地球人類の霊性進化の道“スピリチュアリズム”の紹介」)に要点がまとめられています。もう一度、ぜひ読んでみていただきたいと思います。

「類魂」は、地上には全く存在しないことなので、地上人が実感を持って理解することはできません。そして、「再生」についても、何千年もの間、解明が最も難しいとされてきた問題です。私たちは、シルバーバーチによって人類史上、初めて明らかにされた最高レベルの霊的知識を真っ先に学ぶことができる立場に立っています。高級霊たちの誠意と努力に応えることができるよう、正しい理解に努めてまいりましょう。



◆引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。